モンゴル商工会議所・日本コラム

モンゴル旅行の注意点

1.スリ、置き引き

モンゴルに限らず、海外旅行に行く際は注意しましょう。 モンゴルは治安のいい国ですが、観光客はスリに狙われがちです。ウランバートル駅やチンギスハーン空港など、観光客が集まる場所では特に、毎年多くの被害が報告されています。外務省のデータによると、犯罪の全体の65%が首都ウランバートル市で発生していると記載されています。携帯電話やパスポートなどの貴重品は、必ず口の閉まる鞄に入れ、リュックなどは避け、自分の目の届くところに持ちましょう。鞄の紐やズボンのポケットを切られて、貴重品をすられる、というケースもありますので、注意が必要です。また、カフェに行った際パソコンなどの高価なものを机の上に出したまま席を離れないようにしましょう。

2.白タクシー

白タクとは無許可で営業している違法タクシーのことです。日本語や英語はほとんど通じることがなく、観光客を狙って通常の値段の倍以上の金額を請求されることがあるので十分に気を付けてください。モンゴル白タクの相場はだいたい1km=1500トゥグルグ=約60円くらいです。ぼったくり防止として値段交渉は乗り込む前に行いましょう。また、タクシーを利用する場合は、ホテルのレセプションでタクシー会社のメータータクシーを呼んでもらうようにしてください。タクシー以外に公共バスも走っているのでぜひこちらのほうも利用してみてはどうでしょうか。しかし公共バスではお釣りがないので細かいお金を準備しておく必要があります。他にも自由に動きたい場合は、オプショナルツアーとして販売している、日本語ガイド付きのチャーターカーを利用するのが安全安心です。

3.交通量

市内は車の交通量がとても多いです。渋滞に巻き込まれると、冗談ではなく、歩いた方が早いです。しかもウランバートルは常にといって言いレベルで渋滞しています。時間の都合がある場合はお気をつけください。また、交通マナーも良くないです。赤信号に関係なく車がどんどん走ってきますので道路横断の際や曲がり角などは車や自転車に注意してください。

4.ウランバートルでの大気汚染

ウランバートルでは深刻な大気汚染が問題となっています。今後数年のうちに急速に解消されなければ、2025年には大気汚染によって病気を患った子どもたちを治療するための経費が33%増加するだろうと言われており、この文言が示す通り、ウランバートルの大気は人々の健康に悪影響を及ぼすまでの危機的状況に陥っています。モンゴルの大気汚染は冬期限定で、最大要因となっているのが、ゲルやその他の建物内で焚かれる石炭ストーブであり、これらから排出される煙が、有害物質と共にウランバートル市内全域を覆っています。このようなことからウランバートル市内にいる間はマスクはしておいた方がいいでしょう。

5.モンゴル人の頭は触らない

モンゴルでは、頭は天と人を結ぶ神聖な部分であり、他人に触られると幸運が逃げてしまうと考えられています。また、頭だけでなく頭にのせる帽子もとても大切に扱われており、相手に対して断りもなく触ると、不快な思いをさせてしまう可能性があります。つい、子供や親しくなった人の頭をぽんぽんとやってしまいそうですが、モンゴルではやめておきましょう。

6.水道水を飲まない

モンゴルでの生水は飲料に適していないので飲まないようにしましょう。煮沸するかミネラルウォーターを利用するようにしましょう。

7.変圧器が必要

モンゴルの一般的なコンセントは、Bタイプ、B3タイプ、Cタイプが主流になっています。BタイプとCタイプのコンセントは、丸い穴が2つ空いているもので、BタイプはCタイプより穴が少し大きくなります。B3タイプは、丸い穴が3つ空いているものです。どれもAタイプの日本とは異なる形状なので、日本の電化製品をモンゴルで使用する場合、プラグをこれらの形状に変換するためのアダプターが必要になります。日本から電化製品を持ち込む場合は、世界中の電源プラグに対応する変換プラグを購入して持参しましょう。マルチ変換プラグがあると便利です。なお、ホテルによっては変換プラグを貸し出してくれるところもありますが、数に限りがありますのでご心配な方はご自身で持参した方が良いでしょう。

8.乾燥や紫外線

夏場でもカラッとしているステップ気候でお肌がすぐにカサカサになってしまいます。日本で冬場、乾燥が気になる方は保湿剤が必須です。また、モンゴルは夏場はもちろん、冬場でも紫外線が強いです。また、雨が少なく、晴れる日が多いのも特徴です。遮るものもなく、強い日差しが直接降り注いでくるので、帽子や日焼け止めなど紫外線対策をしておくことをオススメします。

9.トイレットペーパーが流せない

水洗式のトイレであってもトイレットペーパーを流すことができません。トイレットペーパーを流してしまうと詰まってしまいます。ごみ箱が置いてあると思うので、そこに捨ててください。

10.30日を越える滞在はビザの申請が必要

日本のパスポートを持っていれば、モンゴルには30日間滞在でき、観光としては問題ありません。しかし30日を越え滞在する予定なら、事前にビザの申請が必要となります。

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