モンゴル商工会議所・日本コラム

モンゴルでの移動手段

旅行、留学などの理由でモンゴルに行く時、どのような移動手段を使えばいいのか悩む人が多い。 そうした人々のために、モンゴルにはどのような移動手段があるのか、各移動手段にはどのような特徴があるのか、などを詳しく説明して行きたい。

1.バス

モンゴルの首都であるウランバートルではバスが主要公共交通手段であるため、ウランバートルの市内では市内バスを運行している。 決まった時刻表はないが、バスは大体15分間隔で停車する。 また、午前7時から午後10時の間に運行される。 ウランバートルといくつかの都市間にバスが運行されるが、路線が制限的であり、モンゴルのバスは一般的に便宜施設が不足しているため、長い旅程をする旅行者には不便かもしれない。 ウランバートルで簡単にバス停を探し、どのバスに乗るべきかわかる方法はGoogle mapを利用することである。 出発地点の近くにあるバス停をクリックして経路選択後、到着地を押せばどのバスが行くのかすぐに確認できる。

観光客にとって路線バスの利用が困難な理由について、例えば、次の停留所に対する放送(アナウンス)や表示が一切ないということである。 バスには降車ベルのようなものがなく、基本的にすべての停留所に停車するので、降りたい停留所に到着した後に降車しなければならない。 このとき、降りたい停留場に停車するため、降りたい停留場に到着した後に降車をしなければならない。 この時、降りたい停留場に到着したかどうかをどのように把握できるかが問題になる。

もしバスを利用するなら、選択できる方法は2つある。 一つ目はバス停の横にあるUmoney看板が設置されたところに行ってバスカードを購入して充電する方法である。 二つ目はバス料金を現金で支払う方法である。 バス代は500ツーグリックで、だいたい20円くらいなので、観光客にはバスカードを買うよりは現金を用意してバスを利用することをおすすめしたい。 これに加えて、乗車をするときはバスの前方入口から乗車し、現金の場合は運転手に支払い、Umoneyタードの場合は入口近くにある機械をタッチすればよい。 下車をする時は後方出口を利用する。 現金で乗車した場合はそのまま下車、Umoneyカードで乗車した場合は出口近くにある機械にもう一度タッチしてから下車する。

2.タクシー

モンゴルのタクシーには大きく分けて二つの種類がある。

2-1.正規タクシー(黄色のナンバープレートタクシー、許可を受けたタクシー)

正規タクシーの場合は中心部のスープバタル広場など有名な観光地近くや高級ホテルには常駐するが、台数はかなり少ない。 料金設定は各社で異なるかもしれないが、ほぼ一律1km=1,000Tgであり、その他にも時間に上乗せされる料金がある。 普通の良心的なタクシー会社だと、停車したときにメーターが動き加算されていく。 また、他のタクシーでは、動いても関係なく金額を加算していく。

2-2. 非正規タクシー(白色ナンバープレートタクシー、許可を受けていないタクシー)

モンゴルで正規タクシーが少ない理由は、「非正規タクシーが非常に多いからだ」と言えるほど、非正規タクシーの数はどこでも目にすることができる。 これから街を走る車の半分は非正規タクシーと見ていいほどである。 価格も正規タクシーと同じなので(1km=1,000Tg)多くの人が活用している。 (非正規タクシーだが、暗示的規則で金額が設定されている。)

2-3. タクシーを止める方法 (掴み方)

普通、タクシーを止める時は手を真上に上げるが、モンゴルでは道路に沿って真横に出してブラブリングする。

2-4. タクシーに乗るときの注意点

1) 距離メーターをリセットするようにする。

タクシーに搭乗して目的地を伝える時、必ず距離メーターがリセットされているかを確認する。 これを押して忘れたり、わざと押していない場合、目的地に着いたときに馬代で払ってしまうことがある。 できるだけ距離が見えて知っているなら、km=1,000ですぐに払ってしまった方がいい。

2)できるだけ多くの人が乗る。

現地モンゴル人は女性でも非正規タクシーに一人で乗る場合があるが、全く危険ではないとは言えない。 そのため、特に外国人女性は夜に一人で非正規タクシーを利用することをおすすめしない。

2-5.料金

一般的な料金はキロ当たり700-800ツグリックである。 タクシー運転手は特に顧客が外国国籍者である場合、より多くのことを要求する傾向がある。 だが、多くの非公式タクシーが注文する時「EasyRide」というプラットフォームを利用するが、このプラットフォームは英語でも利用が可能である。 2013年10月からウランバートル道路の中央1車線で登録番号の制限なしにバス、トロリーバスなど大型大衆交通に利用されている。

3.自動車

ほとんどの旅行者は車で旅行する。 モンゴルの道路インフラはまだ脆弱なので、地方または田舎を旅行するためには自動車を利用するのが最も便利な選択である。 (首都と主要都市は舗装道路でつながっているが、その他の地域はまだ舗装されていない道路が多い。) 自動車で旅行をすれば、希望する経路で移動しながら旅行日程を柔軟に調整できる長所を享受できる。 (自動車を直接運転するためには「モンゴル運転免許証」がなければできない。 外国の運転免許証を所持する場合には、モンゴル語または英語で筆記試験を受けなければならない。 しかし、試験を受けてから発給を受ける時間がかかるため、短期旅行者の場合は、運転手を雇用したり、旅行ガイドと一緒に旅行計画を立てることになる)

4.飛行機

モンゴルは相対的に航空交通が発達している。 ウランバートル以外の各州の州都は航空交通で結ばれる。 全国に46の空港があり、首都ウランバートルを中心につながっている。 国籍航空会社であるMIAT航空のほか、複数の会社が国内線を運営している。 ウランバートル外部のジンギスカン国際空港は、国際航空便を提供するモンゴルの主要空港である。 ウランバートルからはモスクワ、ベルリン、フランクフルト、北京、弘通、シンガポール、ソウル、東京、大阪、イスタンブールなどの主要都市から出発する定期航空便を利用することができる。

5.モンゴル縦断鉄道 (Trans-Mongolian Railway, TMR)

中国、モンゴル、ロシアの3国の首都を貫く路線で、シベリア横断鉄道の本線ほど有名で旅行者が乗ってみたい路線だ。 路線は北京近郊の峡谷地帯とモンゴルの大草原とゴビ砂漠とシベリアの針葉樹林など景色の良いところを多く通り、バイカル湖、ウランバートル、万里の長城など有名観光地も多く通る。 この路線旅行の短所と言えば、人気が高い路線なので切符を手に入れるのがたまに難しいということ、バスに比べて国境出入国審査が長くかかり煩わしい点がある。

モンゴルの鉄道は東と西の都市への運行はせず、中国の北京からロシアのシベリア横断鉄道を結ぶウランウデ、イルクーツク都市への縦断鉄道のみ運行する。

汽車の座席の種類には3種類がある。3等席、2等席、1等席の3種類がある。 3等席は一番安いが、座席を1人で取ることができず、ベッドのように使うことができず、汽車で提供する様々なサービスを受けることができないので、長い搭乗時間を考慮するとおすすめしない。 2等席は3等席より少し高いが、座席を一人で使えるのでベッドのように使えると同時に、座席選択肢も多く、ほとんどの人が利用する座席でもある。 ファーストクラスは一番高いが、サービスも多く、汽車一両を4人で個室のように使えるという長所がある。 4人が一つのチームになって搭乗する場合、ファーストクラスをおすすめする。

予約方法を紹介すると、列車のチケットはオンライン(https://eticket.ubtz.mn/ )で予約できる。 会員登録をしなければならず、パスポート番号が必要である。 列車の切符はウランバートル駅で購入することをおすすめする。

まとめ

これまでモンゴルの移動手段を5つに分けて、それらに関する説明をしてみた。 今回の説明を通じて、モンゴルを訪問した際、どのような状況にどのような移動手段を利用すればいいのか、本人の立場に合った選択をしてほしいと思う。

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